陝西歴史博物館 前半
ここはすごいの一言です。石器時代の物から唐の時代まで陳列されているので、時代によってデザインや様式が変化しているのが、素人の私でも分かりました。
上海の博物館と並んで、圧倒的な規模です。
周、秦、漢、唐の時代の王朝がいた都にふさわしいものです。
一気に全部を紹介するつもりでしたが、量が多くて後から表題に前半とつけて半分にしました。
ここは、博物館の敷地に入った所です。以前に訪問した湖南省博物館や兵馬俑博物館とも共通していますが入場門を入ったあと陳列館までが広い敷地で離れています。
この距離を歩いている時間に心までゆっくりと古代にもどる感じになります。
博物館の外の喧騒な気分を取り去るのにすごく大切だと感じています。
ここを歩いている時に、中にはどんな物があるのかすごく楽しみになっています。
日本の美術館などでも入場門を通った後に森や池があって、それから鑑賞出来ればもっと楽しいでしょうね。
1983年に建設を始めて1991年に完成しました。敷地面積65000㎡建築延べ面積55600㎡あります。収蔵文化財は37万点以上あり、国宝級の文化財を18件所有しています。
いままで、他の博物館で貴重ですごいと感じていたものが普通に沢山並んでいる感じで迫力がありました。西安の歴史のすごさです。
正面から入った所に、大きな獅子の石像があります。
ガイドブックでは武則天の母楊氏の陵墓から出た物のようです。見上げる高さでした。
ここは青銅器が展示されています。殷、周、秦と時代に合わせて展示してありました。
これは、殷の時代の酒器の一種です。上部の鳥は鳳凰をかたどっていて、珍しいです。また取っ手の部分は獣首のデザインで、胴の部分の模様にも獣面模様があります。お酒を温めるのに使用したとの事です。
これは牛尊と呼んでいて、樽(たる)です。本体は牛の形で上部の蓋の部分に虎の取っ手が付いています。尾の部分の取っ手を持ち、牛の口の舌部分からお酒を注ぐことが出来ます。
西周の時代の物です。胴体の部分の模様が面白く、牛の顔付きもかわいいです。
俑です。南朝の時代の雑役俑です。おびただしい数が並んでいます。
兵馬俑坑で発見された俑が展示してあります。2列目以降は写真ですが、等身大の俑で色々な身分に合わせて衣装や顔の表情が違っています。実在の人に合わせて一体ずつに表情が違っているのは本当でした。
これも陶俑であり、彩絵 足+忌 坐女俑 と呼ばれています。三つ目の文字が日本語になく読めません。だから正確には書かれています。宮廷の侍女の姿のようです。前漢の時代のものです。
絞胎騎馬射猟俑で唐の時代の物です。写真では見づらいですが、この時代になると彩りがすばらしくなります。この俑は馬の胴体に模様が付いています。茶地に黒色の模様です。これは後から書いた模様ではなく最初から色の異なる2種類以上の土を捏ね合わせて縞模様を出しています。想像も出来ない技術です。国宝中の国宝ではないかと感じました。
馬のイメージも変わっていますが、前漢の時代の俑と思います。
素朴なつくりになっています。
下の2枚の写真は同様に前漢の時代の俑です。
裸の俑をわざと作った訳ではなく、服を着せていたが腐り落ちたための様です。また、腕がないのも木を利用した腕があったが、腐って無くなったようです。前漢の時代の人のスタイルはかなり良かったようです。実際と違ったとしても、きっと理想の状態は現代と大差が無いと言う事です。
唐の時代の物です。鞍もしっかり出来ていて、この部分からも時代の考証が出来ます。
まだ、沢山写真を載せていましたが、ここで削除しました。
明日以降に継続して掲載します。
ここはすごいの一言です。石器時代の物から唐の時代まで陳列されているので、時代によってデザインや様式が変化しているのが、素人の私でも分かりました。
上海の博物館と並んで、圧倒的な規模です。
周、秦、漢、唐の時代の王朝がいた都にふさわしいものです。
一気に全部を紹介するつもりでしたが、量が多くて後から表題に前半とつけて半分にしました。
ここは、博物館の敷地に入った所です。以前に訪問した湖南省博物館や兵馬俑博物館とも共通していますが入場門を入ったあと陳列館までが広い敷地で離れています。
この距離を歩いている時間に心までゆっくりと古代にもどる感じになります。
博物館の外の喧騒な気分を取り去るのにすごく大切だと感じています。
ここを歩いている時に、中にはどんな物があるのかすごく楽しみになっています。
日本の美術館などでも入場門を通った後に森や池があって、それから鑑賞出来ればもっと楽しいでしょうね。
1983年に建設を始めて1991年に完成しました。敷地面積65000㎡建築延べ面積55600㎡あります。収蔵文化財は37万点以上あり、国宝級の文化財を18件所有しています。
いままで、他の博物館で貴重ですごいと感じていたものが普通に沢山並んでいる感じで迫力がありました。西安の歴史のすごさです。
正面から入った所に、大きな獅子の石像があります。
ガイドブックでは武則天の母楊氏の陵墓から出た物のようです。見上げる高さでした。
ここは青銅器が展示されています。殷、周、秦と時代に合わせて展示してありました。
これは、殷の時代の酒器の一種です。上部の鳥は鳳凰をかたどっていて、珍しいです。また取っ手の部分は獣首のデザインで、胴の部分の模様にも獣面模様があります。お酒を温めるのに使用したとの事です。
これは牛尊と呼んでいて、樽(たる)です。本体は牛の形で上部の蓋の部分に虎の取っ手が付いています。尾の部分の取っ手を持ち、牛の口の舌部分からお酒を注ぐことが出来ます。
西周の時代の物です。胴体の部分の模様が面白く、牛の顔付きもかわいいです。
俑です。南朝の時代の雑役俑です。おびただしい数が並んでいます。
兵馬俑坑で発見された俑が展示してあります。2列目以降は写真ですが、等身大の俑で色々な身分に合わせて衣装や顔の表情が違っています。実在の人に合わせて一体ずつに表情が違っているのは本当でした。
これも陶俑であり、彩絵 足+忌 坐女俑 と呼ばれています。三つ目の文字が日本語になく読めません。だから正確には書かれています。宮廷の侍女の姿のようです。前漢の時代のものです。
絞胎騎馬射猟俑で唐の時代の物です。写真では見づらいですが、この時代になると彩りがすばらしくなります。この俑は馬の胴体に模様が付いています。茶地に黒色の模様です。これは後から書いた模様ではなく最初から色の異なる2種類以上の土を捏ね合わせて縞模様を出しています。想像も出来ない技術です。国宝中の国宝ではないかと感じました。
馬のイメージも変わっていますが、前漢の時代の俑と思います。
素朴なつくりになっています。
下の2枚の写真は同様に前漢の時代の俑です。
裸の俑をわざと作った訳ではなく、服を着せていたが腐り落ちたための様です。また、腕がないのも木を利用した腕があったが、腐って無くなったようです。前漢の時代の人のスタイルはかなり良かったようです。実際と違ったとしても、きっと理想の状態は現代と大差が無いと言う事です。
唐の時代の物です。鞍もしっかり出来ていて、この部分からも時代の考証が出来ます。
まだ、沢山写真を載せていましたが、ここで削除しました。
明日以降に継続して掲載します。
by tyuugokutaikenn
| 2007-06-20 02:41
| 西安の旅