広州紹介

広州 陳家祠って凝ってます。

陳さん一族の家

広東省に住んでいる陳さんがみんなでお金を出して、6年掛けて1894年に完成しました。
ここは祖先を祀る建物でもあり、陳一族の人が広州に来た時に宿泊地としても利用されたようです。祖先を祀るという風習は仏教にはなくて儒教によるものと以前に本で読んだ覚えがあります。ここはその影響の建物と思いました。
中国では名前が多い順なのかどうか分りませんが、百家姓と言って順序がついています。
特に多いのは王、張、李、劉などですがそういった人の祠はあるのでしょうか。
あまりに多いと親戚も多くて、泊まる所にも困らないだろうし、結束力も今一でしょうね。
逆に少ないと資金力も小さく困難なのではないでしょうか。陳さんはその意味でもちょうど程よい規模だったのかなと思いました。
ここは広州市の西のはずれの方にありますが、市内からは地下鉄の乗ると便利に行く事が出来ます。陳家祠という名前の駅があります。
ところで、『便利』と日本語で言いますが、中国語では『方便』といいます。私は『うそも方便』という例えから方便とは『うその一種』として理解しており、ちょっとしたうそをいった時に『方便、方便』と言い訳に使っていました。
しかし、日本語と中国語ではかなり意味が違うので、この機会に調べました。
辞書によると方便とは
梵語の由来では大衆を教え導く巧みな手段、仮に設けた教え
目的のために利用する便宜の手段

と言う訳で、どちらかと言えば方便(読みはファン・ビエン)の日本語の意味も中国語で使う便利の意味に近いですね。
以前から思っていますが、中国語は漢字の出典に対して忠実に使っていると思います。日本語の漢字はかなり応用や変化が起きています。国民の文化の違いかも知れません。

最後に『便利』は中国語で何になるのか気になって調べました。
結果は便利でした。日本語と同じです。だったら方便とは言わずに便利と言ってくれればよいのにと思いました。

長くなりました。地下鉄の駅から出ると、すぐ横ではないですが近くにこの様に公園の様に整備されて入口があります。2年前はこんな石牌坊は有りませんでした。今は分り易くて方便です。
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入場料を支払って中に入るとこの建物が有ります。屋根の上に注目です。
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兎に角、人や生活風景なのか、何かの物語を伝えているのか分りませんが、大変に凝った細工が施されています。6年を掛けた迫力が伝わってきます。
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奥に進むと中庭があって、周りの屋根にもこの様に細工がすごいです。
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上の写真の左側の屋根の裏を写したのが下の写真になります。
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木造で組み合わせをしています。ここには祭壇があって陳さん一族の祖先を祀っていました。
祭壇は大変に大きなものですが、今は祀られておらず、ガランとしています。
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渡り廊下の屋根の上の細工のアップ写真です。
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これは木の細工もので、一枚ものです。封神演義を題材にしたものの様です。
こういったものが8面ほど展示されています。見事な造りです。中国の手工芸の技術の一端を知ることが出来ます。
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さらにこんなものが展示してあります。パリの万博で賞をもらったと紹介されています。
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上部にある球は象牙を使用しており、25層の球が作り込まれています。勿論外側から手彫りで作られたものです。すごい技術です。
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最近行った越秀公園ではさらに上回る32層の球が展示されています。
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32層の球は独立しており、動きます。出来れば手にとって回してみたいものです。
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此処では、製作風景の紹介ビデオとか道具の紹介などもあり、面白いです。
以前は無かったのですが、最近公園の中に広州博物館とセットで美術館を作って、その中で紹介をしています。
最後に象牙をそのまま使用した細工物です。この大きさの物を見るのも珍しいですね。
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なお、紹介ビデオによると以前はこの様な加工職人が広州市内に沢山あったようですが、象牙について規制ができたため、現在は政府機関の一部として手工芸の研究所として一ヶ所残こして、技術の伝承を図っている様な説明でした。本当に作っている所を見たいものです。

以上長くなりました。

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by tyuugokutaikenn | 2007-09-09 07:08 | 広州紹介 | Trackback | Comments(0)

中国に駐在を始めてから各地を訪問した想い出日記です


by tyuugokutaikenn
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