孔子・孟子訪問

華北の旅28 孔子孟子

いよいよ大成殿です

孔子が祀られている廟で孔廟といいますが、曲阜では三孔と呼ばれていて、孔廟、孔府、孔林の三ヶ所をまとめて呼んでいます。孔廟と孔府は隣り合っています。
連休でもあり、観光客がすごく多いです。孔廟の中ではお土産用なのか論語の本を売っています。種類も沢山あって中国人の人が買っています。以前に孔子や儒教が否定されていましたが、論語は市内の書店でも、子供向けから大人向けまで色々な形で売られています。

この影響を受けて私も20年ぐらい前に買った論語の本(日本語版です)を、最近飛行機の中で呼んでいましたら、隣の席の中国人の人が題名を見てニコッと笑ってくれました。
その後は機内サービスの時でも、通常のぎこちない雰囲気がなくなり、何となく気楽な気分でした。中国では何処に行ったかの質問には泰山に行って一番下から登ったと話したり、論語の本を読んでいたりすると、こちらの国の人との距離感が縮まる気がします。

さて、写真を紹介します。今回は大成殿に到着までです。
奎(けい)文閣から大成殿までの間には、十三碑亭があり、その先の大成門を通って杏壇の後ろ側に大成殿があります。
この順番に紹介をしていきます。
孔子は明代や清代には皇帝からの庇護が大変に多く、この孔廟も拡張や修復が盛んだったようです。儒教の考え方が当時の皇帝支配による王朝政治にとってぴったりだったと思います。
そのために、廟内には沢山の石碑が残されています。
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貴重な物は亭を作って保護をしています。
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石碑には必ずこんな風に題字があり、その下には修復についての記録文章があります。
いつの時代の皇帝の誰それがこの修復をしたとか書いてあるようです。一般人や知識人に対する宣伝だったのかなと思います。また、後世に伝えたい名誉でもあるみたいですね。
下の題字などは色々な所を訪れると沢山あり、分かる字があるとうれしくなります。
『御製重修、孔子廟碑』と書いてありそうです。違っているかもしれません。
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十三碑亭の碑の文章は孔子を敬う文章が彫られているとの事ですが、離れていて近づけれないので読めませんでした。ビシの上にのせた石碑が多いです。
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色々な時代の石碑が残っています。下の3つは清の時代の様です。
題字の最初に『大清皇帝』の文字が使われています。
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これは唐の時代(668年)のもので一番古い石碑文です。
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これは『大元重修』とあり元の時代です。
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こちらは『大宋重修』ですね。時代によるものか字体が違うのが興味深いです。
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『大金重修』です。
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碑亭のすぐ後ろに大成門(第七の門)があります。この門は孔子を祭る式典のときに扉が開き、皇帝だけが中に入る事が出来ました。今は誰でもいつでも通れます。
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大成門の石柱は立派な龍が彫られています。
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観光客が縁起を担いで触っていくので、黒光しています。
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階段の中央部にも龍をモチーフにした彫り物があります。
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大成門の屋根にも走獣の魔除けがあります。
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走獣は6体が飾られています。以前の紹介より一体増えたようです。
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この建物が杏壇です。
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孔子が弟子に学問を教えて所です。『論語』についてですが、これは諭す(さとす)語(言葉)の意味から、昔、孔子に諭された弟子がその話を文章に書き留めた物が論語になりました。
論語の編集がされたのも孔子の死後かなり後と聞いていますが、ここで論語の元となる話しを孔子が弟子に教えていたのかなと感じました。
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内部の天井には龍をデザインした模様が大変に綺麗でした。
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やっと大成殿の登場です。最初に説明文の写真を見てください。
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下の写真が大成殿です。三大宮殿と言われていますが、建築様式に皇帝のみに許されている様式をここの建築時にも許可をしたという特別なものです。
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大成殿に至る階段の段数などにも決められた数があると聞いています。
それにしても観光客が多くて記念写真の場所の取り合いがすごいです。
撮影に良い場所は誰が見ても良いようで、入れ替わりで場所を取り合って撮影をしています。
この様子を見ていると中国人の性格なのか、よい場所に立って撮影中にカメラの前を平気で横断をします。また、二人が交代で写真を撮っている間に別の人が割り込んで撮ったりしています。日本人だとちょっと注意をして怒りそうな状態でも、殆んど怒りません。
こんな事に怒るのは器量の小さい人間と思っているのかも知れません。
もう一つの見方は、やられるばかりではなく、お互いに勝手に迷惑を掛けているのでお互い様の様です。慣れたくないのですが、いつの間にか馴染んでしまいました。
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大成殿にも龍の彫刻の柱が10本有ります。1500年に彫られたものとガイドブックに説明があります。
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正面から撮りましたが、階段の上はさらに混乱状態です。
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屋根の魔除け、火事除けの飾りです。
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走獣が9体あります。皇帝許可の建築様式によりその数も9体まで増えているようです。
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下の写真は昨年の夏に訪問した故宮(紫禁城)です。ここの建築様式は当然宮殿であり、柱の数も10本あって同じです。
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屋根の飾りはアップ写真がなかったので、拡大してみました。
すこしボケて見にくいですが、やっぱり9体です。
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柱の間口が9間口、走獣が9体、たしか階段の段数も9段だった様に思います。
9と言う数字は、日本では『苦』につながりますが、中国では発音をジィウと言い『久』につながって、永久に王朝の栄華が続くという意味だろうと思います。

私の想像ですから、あまり人に言わないでくださいね。
それにしても孔子の代々子孫は大変に権力や富を持っていたと思います。
学者は貧乏 と言うのは間違いですね。
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by tyuugokutaikenn | 2007-11-17 17:32 | 孔子・孟子訪問 | Trackback | Comments(0)

中国に駐在を始めてから各地を訪問した想い出日記です


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